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聴覚過敏〜発達障害〜

こんにちは、manoです。

旦那と子ども2人、長男が中学2年生、長女が小学4年生の4人家族です。旦那、子供2人とも発達障害です。

主に子育て日常生活を投稿していこうと思っています。

小学3年生の娘には聴覚過敏があります。今日はそのことについて書こうと思います。

聴覚過敏とは?

何でもない音が大きく聴こえたり、耳に響いたり、聴こえ方に障害がおこり、音が耳に入ることに苦痛や不快感を伴う病状で、どの音が不快か辛く感じるかは人それぞれで、その音が我慢出来ないくらい大きく感じることでイライラしたり、私の娘の場合は我慢出来ずに叫んだり、泣いたり、しゃがみ込んだり、私に抱き着いたりします。てんかんなどの病気や心理的な要因で現れることもあるようですが、発達障害のある人に現れる症状の一つであります。娘がまさにそうでした。発達障害である人、みんながみんなではないと思いますが、私の娘は特に強く症状が出ていました。

聴覚過敏〜保育園の頃〜

自閉症スペクトラムの娘は特に聴覚過敏で、人が多い所が苦手。小さい時は気付いてあげれなかったのだけど、よくよく考えたら保育園の頃から参観日や運動会、発表会が苦手だった。そもそも保育園自体、馴染めているように思えなかった。周りから転園してきたママ友が言っていたのは先生達の声が大きいし、物凄く怒るよね。軍隊みたいと。。娘は大人しく怒られる事は無かったが、周りを怒ってる先生の声が大きく、周りの子も元気な子が多数いたので、そもそもクラス自体騒がしかった。それに保育園では毎朝大きな声で歌を歌う流れがある。それが苦痛で仕方なかったらしい。(当時は言葉が出なかったので伝えれなかったそう。)

小学校の入学式で

小学校では支援級に入るという事で入学式の前日に会場に行って名前を呼ばれて返事をし立つ練習、式の流れの確認、担任の先生とクラスを見て自分の席を確認し、これで大丈夫と自信満々だったにも関わらず、式当日、学校に着いた瞬間、人の多さに圧倒して、ずっと泣きそうな不安そうな顔をして何を聞いても喋れなくなっていました。式が始まってからも人数が多いので、みんなで立つだけでもザン!と音がし、それに耐えきれなかったのか、娘が端に飛び出してきて先生と話し私を探す姿が見えたので、すぐ娘のもとに寄ると、もう出たいと言うので、一緒に会場の外のトイレへ行き娘から話しを聞くとただ怖いとだけ言っていて、少し落ち着いてから式に戻る事にしました。この時はうるさいと言わず、代わりの言葉が怖いだったんだなと思います。会場で子供達が先にクラスへ戻り、親は後からクラスへ行く流れでしたが、私が旦那とクラスへ行っても娘だけが居ない。結局娘が居ないまま担任の先生からの学校生活の説明が終わり、みんなが帰って行ってる中、娘が先生に連れられてクラスに戻ってきました。娘は式が終わった後会場から出てクラスには入りたがらず、保健室で休んで折り紙を折っていたそうで、こんなの作ったよ〜と私に見せてくれました。ちょっと笑顔になったと思ったものの、結局玄関口での人混み、音でも圧倒されたのか泣き出し、校門前の写真の時には泣きながら顔をそっぽ向いて写真を撮ってもらいました。これが、娘も息子も一緒でまともに撮れてる写真が一枚も無い。せっかくの晴れの日が娘にとっては苦痛なものでした。

小学校に入ってからの困りごと

小学校に入ってからは、初日から普通に学校へは通えていました。支援級には入っていたものの、国語と算数だけが支援学級、それ以外は通常クラスで受けていたのですが、1年生になってすぐは授業が無く、6年生から学校案内されたり、係を決めたりとゆっくり進む為、スムーズに学校生活を過ごせていました。ただそれが終わるとすぐ運動会の練習が始まったのです。5月に運動会がある為、その時はいつもと違うスケジュールになることだけでも負担があったのですが、運動会の練習になると泣き出してしまいパニックになるので参加が出来ませんでした。まだこの段階では聴覚過敏だと気付いてなかったので、練習の時は校舎から運動場を見てダンスの練習をしたりしていたそうです。運動会での太鼓の音、音楽、声援すべてが苦痛だと思っていたそうです。運動会当日は、なんとか参加していましたが、我慢していたと思います。この期間ずっと機嫌が悪かったです。また、同様に音楽発表会も学年での発表となるので、人数も多く、音が大きいので苦痛だったようです。発表前までの練習は参加できるときと出来ない時がありました。

外出先で

基本外出は人が多いところ、デパートなど賑やかな所は怯えて泣いていました。小さいうちは特にそれが表れていました。この時は気付いてやれず可哀想だったと思います。人混みなど楽しそうにしてる所は見られなかったです。8歳になった今はだいぶそれも緩和されてきてるように思いますが、カラオケも苦手で、機嫌が悪い時は特に音が気になるようで、うるさいと訴えてきます。大人数でのパーティなども嫌いですぐ帰りたいと訴えていました。少人数だと落ち着いて過ごせていました。

聴覚過敏の対策は?

聴覚過敏と分かってからは、通常クラス用と支援学級用に1個づつイヤーマフを買い、教室に置いておき、朝の会での歌の時、音楽の授業や、それ以外の授業でも周りの音が気になる時には自分で付けていました。小学3年生であった運動会では耳に装着したままかけっこやダンスなどもしていたので、終始落ち着いて参加出来ていました。カラオケでも付けています。全く聞こえなくなる訳ではなく、気にならない音量になるので、問題なく過ごせるようです。ただ、違うことでイライラしている時にイヤーマフを付けるということまでは頭がまわらないようで、落ち着いてる時、あらかじめうるさくなるなと分かる時に特に効果的です。

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この記事を書いた人

旦那、中学生の息子と小学生の娘、3人の発達障害をもつ40代の母です。旦那とは国際結婚で、結婚前には海外で生活していたこともあるので、日々の生活、主に発達障害について、国際結婚について、海外での生活について発信していきたいと思います。

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