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病院ってどんなところ?~自閉スペクトラム症の診断〜通院

こんにちは、manoです。

旦那と子ども2人、長男が中学2年生、長女が小学4年生の4人家族です。旦那、子供2人とも発達障害です。

主に子育て日常生活を投稿していこうと思っています。

病院へ行こうと思ったきっかけは?

息子が市役所の療育相談に毎月通って1年が過ぎた頃に、診断はここでは出来ないのでと、病院へ行って診断を受けることを進められました。と同時に、放課後デイサービスを利用すること、市役所では限界があるのでと民間の療育相談へ行くことも進められました。一度にいっぺんに、又自分にとって全てが初めての事だったので、色々と迷うことはありましたが、とりあえず、まずは病院の受診、そして民間の療育機関へいくこと。その後、放課後デイに行くことに決めました。ここでは病院について書こうと思います。

WISCの検査は?

息子が6歳の時に市役所で担当していただいていた方にWISCの検査をしてもらいました。WISCで分かるのは大まかに言うとIQで、ワーキングメモリーや、処理速度指標などありますが、検査を受けることで何が苦手で何が得意か、またどうした対策をしたらいいかなどが分かります。息子の場合、全検査IQは113と意外に高いものでした。検査はもちろん無料でした。WISC自体は小学校でもできたりと検査をする方は資格は必要ですが、お医者さんでなくても出来るので度々、特別児童扶養手当の申請の時や、息子が中学校へ上がる前に中学校で支援級に入るかどうかを決める為にも学校で授業中に時間をとってスクールカウンセラーの方から検査を受けることもありしました。検査は息子と検査する担当の方で行うのですが、検査結果は後日私だけが聞きにいきました。一度検査を受けると一年間は受けれないようで、息子が中学校に上がる前に小学校でWISCの検査を受けた半年後に特別児童扶養手当の再認定請求の手続きがあったのですが、小学校で受けたWISCの結果をもとに主治医に診断書を書いて貰って手続きをしました。ちなみに手帳はIQ113と高くても申請が出来、私の息子は通りました。(他害があったのが大きかった思います。)逆に息子より少しIQが73と低かった娘は大人しい方で他害が無いから申し込んでも通らないと思う。と主治医に言われ申請すらしませんでした。

病院はどんなところ?

息子は市役所でWISCの検査はもう受けていたので、正式な診断名を病院で貰う為に病院へ行きました。市役所でWISCの検査を受けた7か月後の事でした。当時はまだ精神病院に新しく子どもの発達障害の外来が出来たばかりで、主治医の先生も少なく、受診できる曜日も限られていて、病院も待合室は子どもも大人も一緒で、たまに暴れてる患者さんの周りに看護士さんが何人か付いてる時もありました。あまり待合室で話が出来る雰囲気ではなく、少し怖かったです。今は病院も新しく子ども外来用に別に併設され、日曜以外は何曜日でも主治医の先生が居れば予約もとれるようになり、規模も大きくなっていますが、あまりにも患者さんが増えたので、新規の方は予約出来ない状態になっているので、それだけ今は患者さんも増え、病院も足りてないのだと思います。

診断を受けるまでの流れ

一番初めは電話で診察の予約をしたのですが、予約も1か月後にしかとれない状況でした。検査も平日だったので息子は学校を休んでいきました。検査自体は主治医の先生と心理士の方が検査を行い、大体1時間くらい、結果は私だけが病院に聞きに行きました。診断結果は自閉症スペクトラム障害(ASD)でした。

息子はなかったですが、娘は保育園へ通っていた頃に田中ビネー知能検査を受けました。田中ビネー知能検査は娘が保育園に行ってから検査を受けに病院へ行ったところ、検査の途中で寝てしまい再検査となり、その次に検査を受ける時は保育園は休んで午前中に受けました。検査結果は娘も同じ、自閉スペクトラム症でした。(若干診断名が変わってました。)因みに、旦那も診断を受けました。その時は大人でも発達障害の検査なので、こちらの病院で大丈夫ですよと言われたのですが、最初に電話で予約をする時に、まずどんな症状があるのか聞き取りがあり、そこから病院で審議にかけられ、受診して良いですよ。とOKが出てからの診察でした。審議に2週間位掛かり、初診を受けに行き聞き取り、そして用紙を渡されてから、次回の時に記入した用紙を持って行き検査があり、その後、診断結果を又聞きに行くという形だったので、3回は病院に行くことになりました。電話をしてから結果を聞くまで2ヶ月は掛かりました。旦那の場合、本人が殆どの質問に大丈夫ですと答えていたので(アメリカ人なのでおそらく日本語も伝わってないのと大体適当に返事をしていること、又日本語が読めないので正しいテストが受けれなかったそうです。)正確には判断出来なかったのですが、小さい頃にアメリカで既に診断されてたこともあり、おそらくそうだろうという感じでした。診断名は書かれておらず対処法としての書類を貰いました。

診断を受けた後はどうなるの?

診断を受けた後、そこの病院で息子は通院という形で毎月行っていました。普段どんな様子か聞き取りがあり、血液検査を受ける事もありました。息子が小さいうちは一緒に主治医の先生と話しをしてましたが、(ずっと座ってられずウロウロしていたので)高学年になってくると別々で聞き取りをし、しばらくしてから服薬を開始する事になりました。告知も病院でしてもらいました。娘の時になると、病院も大人と一緒の精神病院とは別に子供の発達外来センターが出来たので、そこで色々診断や検査を受ける以外は通う事はしばらく無かったですが、服薬を開始してからは毎月息子と一緒に通院しています。旦那も診断は受けましたが、特に本人に困り感が無いという事で、通院はしていません。何か困ったことが出てきたら予約して来て下さいという形のようです。

服薬はどんなもの?

息子は最初、粉状の漢方から始めました。オースギ抑肝散料エキスというもので毎日寝る前に服薬しました。血行をよくし、イライラ、不眠などの症状を改善する薬でした。漢方なのでゆっくり効果が出てくるし、毎日飲み続けないとそれも効果が出ないので初めのうちは効果あるのかな?と思いましたが、なんとなく落ち着いてるかな?という感じは服薬してから徐々に出てきました。それでも落ち着かない、興奮してるという症状があったので途中からは、不安や緊張、興奮などの精神症状を改善するエビリファイ錠を追加して服薬していました。その後もリスペリドン錠やデエビゴ錠などその時の状態や成長に合わせて服薬してきましたが、薬によっては合わない物があり、眠くなったり、落ち着いてるなと思えば、薬の効果が切れる頃になると暴れてしまうなんて事もあったので、様子を見ながら薬の調整をしていく形です。今はレキサルティ錠とエビリファイ錠で収まっています。服薬を始めて3年以上は経過していますが、はっきり効果が出ているのかは分かりませんが、外で暴れる事は今は無いです。(薬だけでなく療育や成長も関係していると思いますが。)娘も同じくエビリファイ錠を毎日夕食後に服薬しています。

病院で他にしていること

子供達が通院している病院では診断を受けるだけでなく、相談も受け付けているようです。息子の通ってる病院ではペアレントトレーニングも行ってますが、民間の療育にも通っていたので私は利用しませんでした。他にも特別児童扶養手当の申請をする時や精神障害者保健福祉手帳の手続きに必要となる診断書を貰う為にも行っています。もう長い期間お世話になっているので何かあると電話で対応してくれたり専門機関へ連絡してくれたりと主治医の先生がいるのは心強いです。私の方から子供達の事で学校側に上手く伝わらない時は学校へ渡す意見書を書いて貰った事もありました。

まとめ

子供達の通ってる病院は家からは少し遠いですが、お医者さんや精神保健福祉士の方も優しく親身になってくれて、長い間通院している息子もやっと最近、主治医の先生の顔を見て話が出来るようになり、心を開いてきたことを考えると、早い段階で受診出来て良かったと思います。何歳まで病院にお世話になるか分からないですが、何かあった時はすぐに相談出来る場所があるということは、これから先のことを考えると、親である私にとっても子供達にとっても安心出来ます。

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      この記事を書いた人

      旦那、中学生の息子と小学生の娘、3人の発達障害をもつ40代の母です。旦那とは国際結婚で、結婚前には海外で生活していたこともあるので、日々の生活、主に発達障害について、国際結婚について、海外での生活について発信していきたいと思います。

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